Pシールドとは?

「国産」ガラス保護フィルム

これまでガラス保護フィルムは、ほとんどが海外製品で、日本のお客さまに満足していただける高品質なフィルムはありませんでした。
飛び石などの飛来物からガラスを保護する防御性能はもちろん、法規に沿う透過率を確保することや透明性、写像性に優れていること、さらにワイパー傷などに対する耐擦過性、耐久性が高いことなど、求められる要素はどれも厳しいものです。
長い開発期間を経て誕生した「P-shield」は、日本が世界に誇る要素技術を活用した高性能フィルムを基材とし、改造銃の鋼弾も跳ね返すほどの性能と、従来の海外製品では到達できなかったクリアな自然でクリアな視界を両立させたフィルムです。

P-shildの特徴

ガラスを保護する4層構造のフィルム

P-shieldは、複数の層によって構成される厚さわずか125ミクロンという特殊なフィルムで、ガラスに固定するする層や可視光線透過性の非常に高い層、そして一番表面のもっともキズがつきにくい層など、4つの層からできています。それぞれが機能することで、ガラスを強固に保護するという仕組みです。

・試験実績

直径3.2mm~4.8mmの玄武岩を砕いた石100gを、35cmの至近距離からP-shieldを貼ったガラスに圧縮空気を使って噴射させる「グラベロ試験」を行いました。フィルム表面には無数の打痕が残りましたが、フィルムを剥がした下のガラス面はほぼ無傷という結果が出ました。ちなみにこのグラベロ試験での砕石の衝突角度は90°、石の衝突速度は約80km/hということですから、走行時の飛び石に近い条件になります。

ICチップ製造環境と同等のクリーンルームで製造

厚さ110ミクロンという特殊な4層構造を加工する現場では、わずかな塵や埃であってもフィルムに影響するので厳しく管理されています。オペレーターは帯電防止処理された防塵服を着用し、入室時にエアシャワーを60秒全身に浴びることで、静電気によってフィルムに異物や汚れが混入・付着しないよう細心の注意を払います。
また工場内部には超微細なメッシュフィルターを備えた空気循環システムも設置されています。このような環境はクリーンルームと呼ばれ、ICチップやディスプレーパネルなどの精密機器の製造現場と同等の環境で製造されています。

圧倒的な傷防止性能

スチールウールに1kgの荷重を掛けてP-shieldの上を1,000回往復させた試験では、フィルム表面にキズは一切なく、黄砂を混ぜた水道水をP-shield上に掛け、その上から純正ワイパーで10,000回往復させた試験でもキズは生じず、水の接触角も105°と高い撥水性能を維持するなど、非常に高い耐スクラッチ性能を実現しています。

・試験実績

白と黒の2色に塗装した鋼板の左半分にP-shield を貼付し真鍮ブラシで強く擦る

水や氷が付着しにくい高い撥水性

フィルムというとガラスよりも表面に雨や雪が付きやすそうに思えますが、初期値で接触角113°、耐候試験後でも105°という高い撥水性能をもっているので、より多くの水滴や雪が滑り落ちるようになっています。雨や雪でも視界はクリア。安全・安心なドライブに寄与します。

紫外線による劣化に強い

UVB-313ランプという通常は地球上に到達しない非常に強い紫外線を照射するというJIS規格に準拠した試験では、P-shieldにはひび割れや剥離、変色などの劣化は一切認められませんでした。

・試験実績

当社のラボで QUV による促進耐候(対紫外線劣化)試験※1.を行いました。
他メーカーの代理店 HP の記載による 6hrs クリアという結果を遥かに超える性能が確認出来ました。

※1.UVB-313ランプを使用し通常地球上に到達しない短波長の紫外線を照射し劣化速度を最大限にします。
・UVB-313ランプ パネル温度 45℃ で 30 時間照射後もひび割れ・剥離・変色が一切ありませんでした。
・UVB-313 ピーク 310nm 時 0.83W/m2 x 30hrs で紫外線量は屋外暴露の6カ月以上になります。
更に試験継続中。
(JIS D 0205 自動車部品耐光試験準拠)

圧倒的な透明度

P-shieldは車のフロントガラスをも保護するため透明性が損なわれるようでは本末転倒です。
そのため高い透明性にこだわって開発したガラス保護フィルムです。

☆記載の数値は任意に抽出したサンプルの測定値であり全てのロットを代表する数値ではありません
測定項目 P-shield 他社品M 他社品C
VLT
(可視光線透過率)
91.4 90.1 90.9
DOI*注
(写像鮮明性)
98.5 91 91.7
DOI 値とは表面の歪みの程度を表す数値であり100に近いほどオレンジピール現象(ゆず肌)が発生しにくいことを表します

様々な用途に対応できる施工のしやすさ

海外製のガラス保護フィルム(protection film)やPPFは一般的に施工難易度が高いと言われ、施工する技術者の能力が求められると言われていますが、Pシールドは適度な剛性としなやかな靭性を絶妙なバランスで実現させ、施工難易度を下げるべく開発されています。加えて講習会などの学習機会を充実させているので、施工技術が習得しやすい点も魅力です。

そのため、部品単価が高いスーパーカーや高級車、防弾ガラス仕様車に加え、部品入手が困難な旧車とも親和性が高く、様々な車種に対応することができます。

よくあるご質問

フロントガラスに貼って車検に問題はないですか?

ほとんどの車種で施工後も可視光線透過率70%以上が実現できる設計になっています(施工前のガラスが極端に色つきの物の場合は事前に施工店にご相談下さい)。
一例として埼玉県警察などのパトカーにも採用されています。

なぜ石や飛来物が当たってもフロントガラスが割れないのですか?

特殊な設計のコーティング層、フィルム、粘着層が衝撃を吸収すると同時に衝突時の直線的な力を池の波紋のように周辺部に分散するからです。

ワイパーで傷が付くことはないですか?

ゴビ砂漠の実際の砂を使用してワイパーブレードとガラスの間に挟みこんで1万回ワイパーを作動するテストでも傷は入りませんでした。

なぜ傷が入らないのですか?

他社品はフィルム表面の鉛筆硬度が6Hや8H等と公表しておりますが、ガラスの表面硬度を鉛筆硬度に置換えると11-12Hになります(数字が大きくなるほど硬さは上がります)。

このように硬いガラス表面が傷付くことを防ぐには硬さを上げることではなく、衝撃を吸収して受け流す合気道の達人のようなメカニズムが必要です。

P-shieldはその表面の衝撃吸収力と滑らかな滑り性の絶妙なバランスで高機能を実現しています。

フィルムの寿命はどのくらいですか?

毎日の走行距離が50km程度で、常に露天・南向きのような駐車環境であるとすると約1年で表面のコート層にダメージが現れます(過酷な使用環境では1年前後で表面のコート層が部分的に剥がれることがあります)。

素材は何ですか?

基材は光学用(スマホやパソコンのディスプレイなどに使われる非常に透明度の高い)ポリエステルフィルムです。

どのようにシワなく貼りますか?

施工時にフロントガラスに沿わせてヒートガン(高温ドライヤー)で熱成型します。

フィルム表面にダメージが生じると修復する方法はありますか?

残念ながら現在はダメージを修復する方法はありません。
重大なダメージが現れた場合はフィルムの貼り換えが必要です。

高速道路の走行時に少々の雨では瞬時に雨滴が飛び去りワイパーが不要なほど表面の撥水性は素晴らしいですが、この撥水性は永久に効果がありますか?

残念ながら経時で徐々に撥水性は落ちていきます。
使用環境により違うので一概に言えませんが、目安としては3か月から6ヶ月で撥水性は落ちていきます。

撥水性の低下を感じたらP-shield専用メンテナンス液を使用すると施工時直後の90%程度の性能を回復できます。
メンテナンス液の塗布間隔はおよそ3週間ごとに一度を推奨しています。

今までに何台ぐらいの施工実績がありますか?

2021年春の本格販売開始以来、国内で約7000台、海外を含めると1万2千台以上の高級車に施工実績があります。

既にフロントガラスに細かい傷が入っていますが施工できますか?

貴重な旧車にも多数の施工実績があります。
経年のダメージによる細かい傷はP-shieldを貼ることによって新車時の輝きを取り戻しています(車検時に補修が必要なほどの深い傷や凹み(ヘコミ)は修復できません)。

P-Shieldに関するお問い合わせ

ガラス保護フィルム“P-shield”を愛車に貼りたい、
我が家の窓ガラスを強化したいなどお考えの方はお気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちらから

このページのトップへ戻る